ゴルフは楽しいスポーツですが
ゴルフプレー中には様々な危険が潜んでいます
- 硬くて速いボールが飛び交う
- 硬くて長いクラブを振り回す
- ホールごとにある急斜面
- ゴルフカートによる乗り入れ
- 天候(酷暑、極寒、雨、強風、雷)
このようにゴルフには危険が常に隣り合わせです
安全に対する意識をしっかりと持っていないければ自分がけがをすることはもちろんの事
他のプレイヤーに大怪我をさせてしまうことさえ十分にあり得るのです
「安全の確認」
スコアだけでなく、本当の意味での上級者になるために
安全についてはしっかりと配慮してラウンドをしていくようにするべきです
その中でも危険なゴルフプレーの代表的なものとして【前の組への打ち込み】があります
前の組の人にボールをぶつけてしまうようなことは当然NGですし
前の組のプレイヤーの背後にコロコロと転がっていくような球であっても
相手が不快に感じた場合はすべて【打ち込み】に該当します
ひょっとするとあなたも一度や二度【打ち込み】をしてしまい
ヒヤッとしたことがあるのではないでしょうか?
今回は【打ち込み】に関する謝罪方法や防止法を紹介いたします
ラウンドに慣れたゴルファーはもしもの時に備えるために
初心者も早めに【打ち込み】の危険性を知り
緊急事態にも速やかに対応できるようなスマートなゴルファーを目指すこととしましょう
打ち込みを防ぐために
まず大前提として前の組に届きそうな距離では絶対に打ってはダメ
これはどんな状況であっても打ってはならない
ゴルフにはいろいろな状況が訪れますが
私が打ち込んでしまった時の状況、失敗例を挙げさせていただきます
悪い参考にしていただければよいです
その日は仕事ゴルフで私は組の中で一番下の立場
当日は他のコンペが入っており混雑していて前後が詰まった状態
同伴者たちは少しイライラし始めていて、私はそれを少々なだめるようにプレーを展開していました
とあるパー5のホールのセカンド地点にて私はミスを犯しました
ティーショットは上手くいった!
2オンは絶対無理だけどグリーン上にはまだ人がいるし
前の組がホールアウトするまで待とう…
よぉ、お前さん
早く打ちなよ
一応グリーンにまだ前の組がいます
お前さんよぉ
2オンなんか出来るほどの腕前じゃないだろ?
混んでるんだから早く打ちな
う~ん…イラついているみたいだ…
届くわけないと思うし打ってみるか…
こうして奇跡的にナイスショットしてしまった私のボールはコロコロと2オンを成功させてしまったのです…
見事【打ち込み】の完成です
判断の甘さ、用心不足、上司に断る勇気、当時の私にはすべて欠けていました
いかなる状況であっても打ち込みはいけません
そして私にもう一つ欠けていたのは
「フォアー!」の掛け声であります
事故を防ぐためにこれだけは忘れてはいけません
初心者のうちからOBの度に「フォアー!」と叫ぶ癖をつけておいてください
ちなみに余談ですが、OBに悩まされている人は「フォアー!」と叫ぶ準備をして
思い切りドライバーを振りぬいてみてください…これだけで意外とOB減ります
打ち込みの危険が増える可能性として注意しなくてはならないのが
2019年よりグリーン上で旗竿を立てた状態でプレーすることが可能になりました
これにより旗竿が立っているからと言って
グリーン上でのプレーが終了したと思い打ち込んでしまうような勘違いをしないように
打ち上げのホールや濃霧の状態でのプレー時には【打ち込み】に対する意識をしっかりと持つようにしましょう
もしも打ち込んでしまった時の対応
ボールを当ててしまった場合
非常事態です
何はともあれ走って当ててしまったプレイヤーのもとへ駆け寄る事
そしてマスター室への連絡、救急処置
キャディさんがいる場合はキャディさんの指示に従いましょう
仮にもボールをぶつけた相手の症状が軽い時で
少し当たったくらいなので全然大丈夫です
このままプレー続行しますよ
相手側からこんなリアクションがあったとしてもしっかりと病院にて検査をしてもらうことを勧めましょう
交通事故と一緒で次の日以降に何かしらの不調を訴える人も多いからです
後になって後遺症などが残るようなことになれば本当に一大事ですから
ボールが当たっていなくてもその場で即座の謝罪
コロコロと前の組付近に転がったボールでも立派な【打ち込み】に該当します
先ほど記した私の失敗談と同じようなケースの場合
即座に謝罪の意思を相手に届けましょう
脱帽して手を振り頭を下げて
「すみません」
この言葉をしっかりと相手に届ける事を忘れないようにしてください
そして相手側がから何かしらのリアクションがあることを確認してください
「OK~」
「大丈夫~」
「気を付けて~」
など必ず謝罪に対する返答があることを確認する事
これで簡易的な仮の謝罪は成立します
この時に一番いけないのは
ヤバイ…打ち込んじゃった…
次のホールで誤れば良いか…
これは絶対にダメです
謝罪はスピードが命です
相手だって即座の謝罪があれば故意にやったことではない限り怒ることはありません
しかし、謝罪を後回しにしていると相手もだんだんと怒りがこみあげてくるものなのです
まずは打ち込んでしまったその場所で相手にわかるように謝る
そして次は相手の近くに行って正式な謝罪をする
もしもあなたが打ち込んでしまった場合はここまでは必ずやらなくてはなりません
正式に謝罪する
その場での簡易的な謝罪を済ませたならば次は
前の組の近くに行き正式に謝罪することが大事です
ここまでしないプレイヤーが多すぎるのでこれを読んでいる方は必ず
- 打った地点からの簡単な謝罪
- 相手の近くに行って正式な謝罪
この二点忘れないでください
打ち込みをしてしまったホールが終了したら前の組のプレー状況を確認しながら
しっかりと近づいて謝る
前の組がティーグラウンドで待機している時に近づき謝る
相手がプレー中ならば打ち終わりを待って林の中から近寄り謝る
このように追いかけて行ってでも正式な謝罪をするべきです
もしも相手の組に追いつくことが出来ずにホールアウトしてしまっても
その後のホールやレストラン、クラブハウスでしっかりと謝罪しましょう
「先ほどは大変失礼しました」
近くで顔を見て謝罪すれば相手も自分もその後のゴルフプレーを気持ちよく再開できるのです
【打ち込み】をしないことが一番ですがもしも打ち込んでしまった場合
謝罪までにあまり時間をかけてはいけません
まとめ:打ち込み被害者にもならない事
ゴルフはどこからボールが飛んでくるかわからないスポーツです
必ず背後からボールが迫ってくるとは限りませんし
隣のホールから飛んでくることもよくある話です
自分が被害者にならないことも大事なことの一つです
「フォアー!」の叫び声を聞いたら
- 顔を下げる
- 手で頭を覆う
- 首をすくめてしゃがむ
今できる可能な限りの防御態勢を取るようにしましょう
そしてプレー中はもしもの時を考慮して必ず帽子を着用すること
ゴルフで帽子を着用していないと「ゴルフを知らない人」という印象がありますし
上手そうにも見えません
帽子は自分を守ってくれる大事なアイテムです
好きなブランドの帽子でオシャレを楽しむ事が出来るのもゴルフの醍醐味の一つです
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もうひとつは他人のプレー時の自分の立ち位置にも注意をしておきたいです
前方に出ないことを前提とする事
背後が一番安全です
プレーの進行上、やむを得ず前方に出る場合も
右側では「シャンク」
左側では「ひっかけ」
この二つがあなたを襲う場合があります
くれぐれも用心しておくことを忘れないでください
打球事故は取り返しのつかない結果になりかねません
ゴルファーとしてゴルフを愛しているならば安全というものは第一としてこの記事の内容くらいの事は
理解しておくようにしましょう
安全ということを踏まえた上でプレーしていくと
実は余裕が生まれてスコアが良くなるということはよくある話です
【打ち込み】を防ぎ、正しい対処と正しい謝罪を行い
自分自身も被害者にならないで今後のゴルフライフを一緒に楽しみましょう
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