もう一度人生をやりなおしたい…
自己肯定感が低い自分を変えたい…
自分は生きている意味があるのか…
このように考えている人は意外と多いのではないでしょうか？
このような精神状態になると本当に生きていくのが辛いものです
自分１人で考え込んでしまい夜も眠れない…
そんな精神状態を解決するための色々な考え方や書籍などもあり
自分の中で上手く消化できれば前向きな気持ちに変わっていく事が可能です
しかしながらどんな本を読んでもあまり変われない…
そんなあなたにこのニーチェの哲学、考え方を知ってほしいです
簡単に解説しますので是非一度読んで見てください
ニーチェの考え方は通常とは少し角度が違うので
もしかするとすぐに前向きな気持ちになれるかもしれません
この【ツァラトゥストラ】に書かれている内容を
私なりに簡潔にわかりやすく解説させていただきます
哲学と言うと難しく聞こえるかもしれませんが問題ありません
人生においての勝者はわずか一握り…ほとんどの人が敗者となってしまう
そんな負けている人を前向きにしてくれる
ニーチェの哲学はそういった内容です
ニーチェ自身も失意と挫折の連続だったことから説得力もあるという事です
ルサンチマン
【ルサンチマン】
いきなり聞いたことが無い言葉が出てきたはずですが
このルサンチマンとは
弱者が強者に対して嫉妬や恨みを持つ事です
簡単な話です、例えばこんな人が居たとします
- お金持ち
- 容姿端麗
- 高学歴
- 高級車に乗っている
これを聞いただけでもちょっと嫌な気持ちになる人もいるはずです
こんな時、嫉妬や恨みの感情を抱きやすいものです
友達グループでもイケメンや可愛い子が必要以上に陰で叩かれたりする…
有名人がニュースで必要以上に炎上していたりするのもこのルサンチマンと言えます
弱者は強者に対して嫉妬しやすいもの
このようにニーチェは言っています
そうしてこの弱者は努力や生きる事に意味が無いと感じてしまいやすいものなのです
世の中少し努力したところで結果というものが必ずしも付いてくるわけではありません
金持ちになりたくて、可愛くなりたくて、
努力しても結果ダメな事もかなり多いわけです
当然です
やれば全て上手くいくならば皆簡単に強者になれますから
こうして思い通りにならない事が続き
段々とやる気も無くして最終的には末人（まつじん）になるとニーチェは言っています
この末人とは未来に希望を持つ事も出来なくなりもはや人生を惰性で生きている状態の人です
自分の意志や向上心も失いただ時間に流されて行ってしまう人も含まれています
ニーチェはこの末人が未来には増えるだろうと予言しています
それは当然のことで圧倒的に強者よりも弱者の方が多いわけですから
ここからが大事な部分になりますが
ニーチェはこの末人にだけはなってはならないと言っています
ではどうすればよいのでしょうか…
超人になれ
【超人】
この言葉を聞くと私の世代ではキン肉マンが出てきますが…ニーチェの言う超人は少し違います
「自分にとって揺るぎない生きる意味を見つけた人の事」
これは他人と比較することなく自分自身の価値を見出している状態の人という事です
例えるならば我が家に居る子供達はまさに超人です
子供は他人の価値観など関係なくただひたすらに遊ぶことに必死です
そこに意味があるかどうかなど知りもしないし考える事もない
「自分が何のために生きているのか、自分の人生に目標や意味を作る事が出来れば辛い事にも耐えられる」
これが答えになります。
作ればいいのです、生きる意味は自分で作ってしまえば良いという事です
- １円でも多く稼ぐ
- １つでも多く色んなゲームをする
- 誰よりも美味しい物を食べつづける
超人になるためには何でもいいのです
人に「あなたの生きる意味はなんですか？」と聞かれたときに
胸を張って答えられる様に決めてしまえば良いわけです
そうすると末人になることなく超人への第一歩を踏み出せます
他人にあの人は変わった…と言われるようになればそれは超人への第一歩の可能性が高いです
永遠回帰
人間は同じ人生を繰り返すという事をニーチェは説いています
ニーチェの考え方では輪廻転生のように生まれ変わったら～とかは無いという事です
次生まれ変わったら
- 金持ちの家に生まれたい
- 美男美女に生まれたい
要するにそんな甘い考え方を捨てなさい
もちろん会話のネタとして話す分には問題ないのでしょうけれど
自分では本気でそう思わないようにしましょう
今の自分の能力で出来る限りいい人生を歩めるように頑張れ！
という事です、私はこの考え方はとても好きです
今の自分に出来る事を必死にやる
もう一度同じ人生を歩むことになっても後悔の無いようにやれることに挑む事
これを大事に生きています。
まだまだ今からでも何かする事諦めないで必死に頑張りたいものです。
魂がふるえる悦び
ニーチェは
魂がふるえる悦びをたった一度でも体験できればもう一度同じ人生を歩んでも良いと思える
と言っています
みなさんはありますか？
魂がふるえる悦び
私個人的には小さい頃から今現在に至るまでに思い返すと
これだな！
と言うものは結構あります
小さい頃から比較的無謀なチャレンジをする事が多かったからかもしません
自分が向上心を持って価値のあると思えることに取り組む
この先に魂がふるえる悦びはあると私は考えています
向上心を持って努力する事は本当に辛い事です
結果が付いてくるまでにはとてもとても時間がかかります
そしてその努力が必ずしも報われるとも限りません
かと言って楽をしていれば魂がふるえる程の喜びは得られません
失敗した時の悲しみもない代わりに悦びも無いのです
常に自分との闘いと言えるかもしれませんが
傷つくことを恐れずに向かっていく事で
魂がふるえる程の悦びを経験しましょう
そうすれば別にお金持ちの家の子に生まれなくてもそんな事どうでも良いと思えるのです
まとめ
ニーチェの哲学は少し違う角度から私たちに問題定義をしています
少しでも興味を持ってくれたなら一度このツァラトゥストラを読んでみて下さい
自己肯定感が下がってしまう時…私も人生で幾度となくありました
幸いにも無意識の中でニーチェの哲学の中にあるような事を実践出来ていた時もあったようですが
理解した上でルサンチマンや末人になる事を防ぐことが出来れば最高なのではないでしょうか
自分なりに憧れを持つことがとても大事で創造的に生きようとする姿勢を持つ事
何にも打ち込めることが無い事ほど悲しいことは無い
超人になってもう一度同じ人生でも後悔の無いように生きましょう
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